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あなたしかいない

私の心を打つ雨に 傘をさしかけてくれるのは

あなたしかいない

私の涙を気が済むまで流させてくれるのは

あなたしかいない



私の泥を拭ってくれるのは

乾いた泥を自分の唾で塗らして そうやって拭ってくれるのは

あなたしかいない



あなたがいないともう何もできない私になったから

あなたしかいなくてもいいけれど あなただけは失いたくない



私にホントの微笑みをくれるのは

あなたしかいない



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テーマ:詩・ポエム - ジャンル:小説・文学

タマひよ物語・5

タマとひよがおりました。

タマはオス猫、ひよはメスの小鳥。二人は結婚しています。

今日は香りのお話です。



・・・



タマとひよは困っていました。

何故なら、二人で一緒に買ったハンドクリームがひよの肌には合いませんでした。

足につけていたのですが、荒れてしまったのです。



「ごめんな。俺が勧めたばっかりに」

「そんなことないよ。だって私も欲しかったんだもの」



そうなんです。二人ともよい香りが大好き。

エッセンシャルオイルでは刺激が強すぎるので、ハンドクリームにしたのです。

幸福でセクシーな、ジャスミンの香りです。



・・・



足の荒れはすぐに治りましたが、ハンドクリームはタマしか使えません。

タマは申し訳なくて使う気になれませんでした。

そこでひよは言いました。

「スーパーへコロンを買いに行きましょう!」



スーパーにはジャスミンの香りは売っていませんでしたが

フルーツやバニラやシャンプーの香りのコロンが売っていました。



二人はあれこれ比べてみて、結局シャンプーの香りにしました。

ひよは羽にひと吹き、タマは全身にふわっとコロンをまといます。



「これだったら二人とも大丈夫だね」

二人はシャンプーの香りに心躍りました。



そこへやってきたちゅんは言いました。

「私だったらコロンより香水がいいな。それよりそのハンドクリーム、使わないなら売ってくれない?」

そうなんです。カラスのちゅんの足はちょっとガサついています。

二人は喜んでプレゼントしました。



・・・



「ところでさー、ちゅん。この前言ってた俺の友達を紹介したいんだけど、いつがいい?」

ちゅんはビックリしてしまいました。そんな話はとっくに忘れていたからです。

「黒猫でね、サブっていうヤツなんだけど、よかったら今度食事でもって」



なんと!ちゅんはすっかり舞い上がってしまいました。

さて、素敵な香水探しに奔走しなければなりません。



「いつでもいいわよ」

ちゅんは余裕しゃくしゃくな感じで答えましたが、あまりに落ち着きがなかったので

二人は堪えきれずに笑ってしまいました。



「失礼なっ!」

ちゅんは怒って帰りましたが、本当は嬉しくて仕方ないことが分かっているので

ふたりとも幸福な気持ちになりましたとさ。



おしまい。



【備考】

タマ:猫、ひよの旦那

ひよ:小鳥、タマの妻

ちゅん:カラス、ひよの友達


テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

タマひよ物語・4

タマとひよがおりました。

タマはオス猫、ひよはメスの小鳥。二人は結婚しています。

今日は料理のお話です。



・・・



タマとひよは今日の晩ご飯の相談をしていました。

タマはおでんが食べたいと言い、ひよは水炊きが食べたいと思いました。

だっておでんだと折角のお野菜がクタクタになってしまうからです。

小鳥なら、誰だってシャキッとしたお野菜が食べたいものです。



「水炊きがいいの?だったら俺、ぞうすいも食べたいな」

とタマが言ってくれたので、ひよはホッとしました。

ぞうすいなら、タマが心ゆくまで食べてくれればいいと思ったからです。

そして自分はスープだけ飲めばよいのです。



二人での食事は、案外大変なのです。

特に同じメニューで食べようと思ったら。



・・・



二人で買い物に行きました。

鳥鍋はなんとなく嫌ですから、豚鍋にしました。

そしてタマがキムチを入れてみたいと言いました。

ひよは「少しだけなら」という条件つきでOKしました。

そしてキノコや白菜、にんじんなどを買って、そしてビールも買ってお会計です。

「デザートにチョコレートが食べたい」というタマのために、チョコも買いました。

ちょっと予算オーバーなのです。



・・・



鍋はタマが作ってくれました。

キムチはひよが思っていたより沢山入っていましたが、これが意外においしいのです。

そしてタマも豚肉と野菜とごはんを堪能しました。

ひよは野菜とスープを堪能しました。

「ひよ、ごはんも食べなよ」

とタマが言いましたが、ひよはもうお腹一杯です。

そして最後はチョコレートとビール♪と思ったのですが、そこへちゅんがやってきました。

ちゅんはビールを持ってきてくれていました。そして自分用に焼酎も。

ぞうすいの残りをつつきながら、3人で宴会となりました。

そしてちゅんは思いました。



絶対うまくいかないと思ったけれども、この夫婦、意外になかよくやってるな。

私も素敵な彼氏が欲しいので、紹介して欲しいな・・



「よかったら俺の友達、紹介するよ」

ちゅんは柄にもなく、頬を染めてしまいましたとさ。



おしまい。




【備考】

タマ:猫、ひよの旦那

ひよ:小鳥、タマの妻

ちゅん:カラス、ひよの友達


テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

タマひよ物語・3

タマとひよがおりました。

タマはオス猫、ひよはメスの小鳥。二人は結婚しています。

今日はウォーキングのお話です。



・・・



体が弱いひよのため、タマはひよに「ジョギングをしないか」と誘いました。

けれどもひよにはそれだけの体力がありません。

はばたいて飛べますが、走ることとはまた別のこと。

ひよが「うーん・・」としょげているとタマは言いました。



「なら、ウォーキングにしよう!歩こう!歩こう♪」



そうなんです。歩くことくらいならひよにだってできそうです。

うなづいたひよと一緒に、タマはウォーキングセットのショッピングに出掛けました。



・・・


近くのスーパーで二人はジョギングウエアを買いました。

そして汗をふくタオルをお揃いで買いました。

問題は靴です。

タマはすでに持っていますがひよは持っていません。

素足じゃ痛いなとおもっていると、たまが特製の靴を作ってくれました。

というか、ひよの足が痛くなったときに休む椅子を用意してくれたのです。



「靴はいいのが思いつかなかったよ」



そりゃそうなんです。なんと言ってもひよは小鳥なのですから。



・・・



そして二人は週二回のペースでウォーキングをはじめました。

友達のちゅんは言います。

「私にはその椅子、絶対必要ないな。この立派な足を見て頂戴」

確かに立派な足なのです。ひよはとっても羨ましく思いました。



「でもちゅんちゃんにはそろそろ杖が必要だね」

タマが言いました。

そう。ちゅんの年齢は・・ここに書いたら叱られますから止めておきましょう。



「ダイエットできるかな?」

嬉しそうなタマの言葉にひよは「私たち、反対じゃん」と言いました。

「早く元気になって、ジョギングしような」とタマが言いました。

そしてひよも、早く病気を治して、次は三人でジョギングをしてみたいなと思うのでした。



おしまい。




【備考】

タマ:猫、ひよの旦那

ひよ:小鳥、タマの妻

ちゅん:カラス、ひよの友達


テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

タマひよ物語・2

タマとひよがおりました。

タマはオス猫、ひよはメスの小鳥。二人は結婚しています。

今日は旅行のお話です。



・・・



タマは「どこか他の温泉へ行かないか?」

とひよに言いました。

ひよは「いいわね!」と言い、二人は出掛けることにしました。

目指すは兵庫県の有馬温泉です。



・・・



有馬温泉までの旅は結構長旅となりました。

ひよは体が弱いので、休み休み行かなければなりません。

タマはひよを庇いながらやっと湯の町、有馬温泉に着きました。



温泉に着いたふたりは旅館をとって、金泉・銀泉に入ります。

金泉は赤っぽく、銀泉は割りと普通な感じです。

「ここの湯は、お肌にとってもいいんだよ」

タマは言いました。

ひよは新しい町で何日暮らすことになるのかしらと思います。

旅は苦手ですが、タマと一緒なら勇気百倍です。



・・・



旅館ではおいしいお魚やお肉、そしてお野菜を食べ、ビールも少し飲みました。

ひよはビールを飲むのははじめてでしたが、とっても苦くて貝殻が食べたくなりました。

そうするとタマが持ってきてくれていました。

そうなんです。小鳥にはカルシウムが必要。貝殻は必須アイテムなのです。



そして3日が過ぎ、ふたりは自分たちの温泉街に帰ることにしました。

お土産に、名物の炭酸せんべいをちゅんに買って帰りました。



お土産を渡すと、ちゅんはとても喜んで

「自分も旅行に行ってきた」と言って温泉まんじゅうをくれました。



これではお土産交換になってしまうよねって、三人で笑いました。



・・・



ひよはタマがいつも飲んでいる日本酒と一緒に、温泉まんじゅうを食べながら思いました。

旅行も悪くはないけれど

やっぱりこの町でタマと買い物に行ったりご飯を食べに行ったりするのが一番いいや、っと。

そう言うと、タマは少しションボリしてしまったので、ひよは慌てて「でも冒険だったわ」と言いました。

タマはすっかり喜んで、次の旅行の計画を立てているのです。



おしまい。



【備考】

タマ:猫、ひよの旦那

ひよ:小鳥、タマの妻

ちゅん:カラス、ひよの友達


テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

タマひよ物語・1

タマとひよがおりました。



タマは猫、ひよは小鳥です。

タマとひよはとある温泉街で出会い、恋に落ち、結婚しました。

結婚指輪だってあります。

タマはしっぽに、ひよは足にそれぞれつけております。



ちなみにタマはオス、ひよがメスです。

猫と鳥という天敵関係を乗り越えて、二人が晴れて結ばれたのは今年の5月のことです。



・・・



タマとひよはよくけんかをします。

そのときに仲裁に入ってくれるのが鳥の「ちゅん」です。

ちゅんはカラスですが、小鳥のひよととっても仲が良いのです。

ちゅんはタマがちょっとでも手を出そうとするならば、その大きな翼で襲ってきます。

でもちゅんも本当はタマのことが大好きなので、三匹はとても仲良しなのです。



・・・


街の広場で三人は野球ゲームに興じることにしました。

ピッチャーはタマ、バッターはひよ。ちゅんは審判です。

本当は玉拾いが必要なのですが、ちゅんが嫌だと言いました。



ひよはヒットをかっとばします。

そのたびに三人で玉拾いに出掛けます。

そろそろ疲れてきた三人は、アイスクリームを舐めながら休憩をとりました。

好みの味でもめましたが、結局ひよの好きなチョコミント味になりました。



さて、最後の打席です。

タマは全力で投げました。ひよは全力で打ちました。

そしてひよの打ったボールはどこまでも遠く飛んでいきました。



「ホームラーン!!」

ひよとちゅんは大喜び。タマは苦笑いです。



そんな風にして、タマとひよの結婚生活はこれから先も続いていくのです。



おしまい。



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【タマとひよの合体型】


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テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

お知らせとか。
久しぶりにココに手を入れます。ブログブーム到来です。そして、 ショートストーリーブーム、始まりました。 いつまで続くか分かりませんが、どうぞよろしくお願いします。  
近況コメント (2015/3/17 up)
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